ベルギー王室御用達の高級チョコレートとして知られるノイハウス。
一度は名前を聞いたことがあっても、「どこで買えるの?」と疑問に思う方は少なくありません。
実は日本国内に常設店舗がないため、購入方法を知らないと手に入れるのが難しいチョコレートです...でも安心してください！ 適切な時期と場所を押さえれば、確実に入手できます。
この記事では、ノイハウスの購入方法から代表的な商品、楽しみ方まで、チョコレート好きの女性に向けて詳しく解説します♪ 特別な日のギフトや自分へのご褒美として、最高のチョコレート体験を手に入れましょう。
ノイハウスは、ベルギーの首都ブリュッセルで生まれた老舗チョコレートメーカーです。
プラリネ（詰め物入りチョコレート）という“今では当たり前”のスタイルを世界で初めて生み出したブランドとして、現代のチョコレート文化に大きな影響を与えてきました。
ノイハウスの創業は1857年。
当初は、ブリュッセル中心部のアーケード「ギャルリー・サンチュベール（ギャルリー・デ・ラ・レーヌ）」でオープンした薬局がはじまりでした。
「薬を飲みやすくするために、チョコレートで包んでみよう」
――この発想から、生薬をチョコレートでコーティングした“薬用チョコレート”が生まれます。
これが、のちにボンボンショコラやプラリネにつながる原点です。
160年以上にわたり受け継がれてきた
この3つは、今もブリュッセル本店で変わらず守られています。
1912年、3代目ジャン・ノイハウス・ジュニアが、チョコレートの歴史を変える発明を行います。
それが、柔らかなフィリング（クリームやナッツペースト、キャラメルなど）をチョコレートで包んだ一口サイズのチョコレート――ベルギー式プラリネです。
今では世界中で見かける「一粒ずつ詰め合わせのボンボンショコラ」ですが、その元祖がノイハウス。
1粒の中に「とろけるフィリング × パリッとしたチョコレートコーティング」という、複数の食感と香りが同居するスタイルは、当時としては画期的でした。
さらに1915年には、3代目の妻ルイーズが、チョコレート専用の箱「バロタン」を考案。
繊細なプラリネを美しく、そして安全に持ち運ぶためのこの箱は、現在のチョコレートギフトボックスの原点と言われています。
ノイハウスは長年にわたりベルギーを代表するショコラティエとして愛され、その功績と品質が認められてベルギー王室御用達（Purveyor to the Belgian Court）の称号を授与されています。
王室御用達の称号は、原則として
を兼ね備えたブランドだけに与えられるもの。
国王や王妃の公式行事の場でもノイハウスのチョコレートが用いられるなど、その信頼は本物です。
☑ 厳選されたカカオやナッツなどの素材
☑ 熟練のメートルショコラティエによる手仕事
☑ 一貫した品質管理
これらすべてが、ベルギー王室からの信頼につながっています。
日本でノイハウスを購入できる場所は限られていますが、ポイントさえ押さえておけば、きちんと手に入れることができます♪
「通年で買えるルート」と「季節限定で買える機会」を整理しておきましょう。
日本でノイハウスを通年・公式ルートで安定して購入できるのが、ノイハウス日本公式オンラインショップ「ボナペティボン神楽坂」です。
など、ラインナップも充実。
季節商品が入荷することもあります。
オンラインショップなら、
と、日常使いしやすいのが魅力です。
バレンタイン・ホワイトデーシーズンになると、日本各地の主要百貨店にノイハウスが登場します。
主な取り扱い百貨店の一例
1月下旬〜2月14日のバレンタイン催事では、期間限定ショップとして出店されることが多く、実物を見ながら選べるのが大きな魅力です♪
「初めてノイハウスを買う」「どれを選べばいいか迷う」という場合は、催事で実物を見ながら選ぶのがおすすめです。
ノイハウスは日本ではまだ“レア度高め”のブランド。
特に人気商品や限定ボックスは、シーズン中でも早々に完売してしまうことがあります…。
売り切れを防ぐコツ
バレンタインの限定ボックスやクリスマスのアドベントカレンダーなど、明らかに人気が集中しそうな商品は、少しフットワーク軽めに動くのが吉です。
ノイハウスには多彩な商品がありますが、「まずはここを押さえておけばOK」という定番があります♪
それぞれの特徴を知っておくと、場面に合わせて選びやすくなります。
カプリスは、1958年のブリュッセル万博に合わせて登場して以来、ノイハウスを代表するアイコン的チョコレートです。
この3層が重なった、贅沢な一粒。
ミルク・ダーク・ホワイトなど、コーティングのバリエーションも豊富です。
三角錐のようなユニークでエレガントなフォルムは、見た目にも「特別感」たっぷり。
ノイハウス初心者さんには、まずカプリスを一粒味わってみるのがおすすめです♪
ノイハウスといえば、やはりプラリネ。
1粒ごとにフィリングやチョコレートが異なるアソートは、ブランドの世界観を一気に体験できる定番です。
代表的なフレーバーの一例
創業年を冠した「1857」など、ストーリー性のある一粒も多く、「これはどんな味かな？」と想像しながら食べる時間も楽しいポイントです。
コルネは、ヘーゼルナッツジャンドゥーヤを渦巻き状に絞り出した人気チョコレート。
が特徴です。
「なめらか系・とろける系」のチョコレートが好きな方には、ぜひ試してほしいライン。
リピート率も高い、隠れファンの多い定番です♪
ノイハウスでは、季節ごとに限定コレクションも登場します。
特にアドベントカレンダーは、「毎日1粒ずつノイハウスを楽しめる贅沢なカレンダー」として毎年人気。
数量も限られるため、見つけたら早めにチェックしておきたいアイテムです。
ノイハウスは“高級チョコレート”の部類に入りますが、実は用途に合わせて選びやすい価格帯が揃っているのも魅力。
ざっくりとした目安で、予算別にイメージしてみましょう。
などが狙えるゾーン。
「まずは味見してみたい」「ちょっとしたお礼や差し入れに」というときにぴったりです。
パッケージも上品なので、プチギフトでも“ワンランク上感”を出せるのがノイハウスならでは。
など、いわゆる“一番ギフトで選ばれる帯”がここ。
など、「きちんと感を出したい」場面にちょうどいい価格帯です。
など、特別な記念日やフォーマルなギフトに向く価格帯です。
家族でシェアしたり、ホームパーティーの手土産にしたりと、人数が多いシーンでも活躍します。
企業の贈答品やお祝い返しにも映えるボリューム感です。
ノイハウスは、シーンによって選び方を少し変えると、より“ちょうどいい一箱”が見つかります♪
特別な人に想いを伝える本命チョコには、ノイハウスは申し分のない格とストーリー性があります。
この2つは、箱を渡すときの“ちょっとした話のネタ”にもなってくれます。
を選ぶと、「本気度」がさりげなく伝わりやすいです♪
頑張った自分へのご褒美として、ノイハウスを選ぶ女性も増えています。
たとえばこんなタイミングで…
3〜4粒入りのボックスなら、罪悪感なく「今日は特別」と決めて全部食べ切れる量。
お気に入りのマグカップに入れたコーヒーや紅茶と一緒に、ゆっくり味わう時間は最高のリセットになります。
ノイハウスは、さまざまなギフトシーンで活躍します。
☑ ホワイトデーのお返しに（3,000〜5,000円台）
☑ 上司・先輩へのお礼に
☑ 母の日や敬老の日のプレゼントに
☑ 引っ越し・転職・昇進などの節目の贈り物に
特にバロタンボックスは、チョコレートを食べ終わったあとも小物入れとして再利用しやすく、“その後も残るギフト”になるのも嬉しいポイントです。
高級チョコレートは、「どう食べるか」でも満足度が大きく変わります。
ノイハウスをもっと楽しむための基本を押さえておきましょう♪
チョコレートは温度と湿度の変化に敏感な食品です。
保存の基本ポイント
日本の夏場は室温が高くなりやすいので、その場合は冷蔵庫保存も選択肢に入ってきます。
ただし、
というひと手間をかけると、風味を損なわずに楽しめます♪
賞味期限は商品により異なりますが、開封後はできるだけ早めに食べ切るのが◎。
香りが命のチョコレートは、「新鮮なうちに」がおいしさのポイントです。
ノイハウスのようなプラリネアソートは、テイスティング感覚で一粒ずつ向き合うと、楽しみがグッと深まります。
テイスティングのステップ
「この一粒はナッツ感が強いな」「こっちはキャラメルの香りが長く残る」など、自分なりの発見が増えていきます♪
飲み物とのペアリングも、高級チョコレートの楽しみのひとつ。
おすすめペアリング
ノイハウス自身も、ワインやシャンパンと合わせることを前提にしたペアリングコレクションを展開しているので、「今日はペアリングデー」にして楽しむのも素敵です。
アソートボックスを食べるときは、順番も少し意識してみましょう。
基本の順番ルール
たとえば、
ミルクチョコ → ヘーゼルナッツプラリネ → キャラメル → ビター系
と進めると、ひと粒ひと粒の個性がより感じやすくなります。
ノイハウスの魅力は、チョコレートだけではありません。
「箱」そのものにも、ストーリーとこだわりが詰まっています。
1915年、3代目ジャン・ノイハウス・ジュニアの妻、ルイーズ・ノイハウスは悩んでいました。
「繊細なプラリネが、持ち運びの途中で壊れてしまう…」
そこで彼女が考案したのが、チョコレート専用の箱「バロタン」です。
を両立させたこの箱は、今私たちが当たり前に見ている「チョコレートギフトボックス」の元祖とも言われています。
ノイハウスのバロタンボックスは、機能性だけでなくデザイン性も非常に高いのが特徴。
「開ける前」からもうギフト体験が始まっています。
チョコレートを食べ終わったあとも、
販売ルートが限られているからこそ、ノイハウスを確実に手に入れるには「タイミング」と「情報キャッチ」が大事です。
ノイハウスの商品は、大きく分けて
の2種類があります。
通年商品は、公式オンラインショップを中心に比較的安定して購入できますが、季節限定商品は販売期間・数量ともに限られるため、早めの行動が大切です。
人気の限定ボックスやアドベントカレンダーを狙うなら、事前準備がほぼ必須です。
チェックしておきたいこと
百貨店催事の場合は、開催初日〜数日が狙い目。
「後でまた来ようかな…」と思っているうちに、人気のフレーバーだけ売り切れてしまう、というのはよくあるパターンなので注意です。
ベルギー本国や欧州でノイハウスを買うと、日本より少しリーズナブルな価格で手に入ることもあります。
旅行のタイミングで本店や空港のショップに立ち寄るのも、チョコ好きにはたまらない体験です。
ただ、
などを考えると、国内で適切に温度管理された状態で届く安心感はかなり大きいです。
「確実に、いい状態で届けたいギフト」は国内購入、
「旅行の思い出として自分用に」は現地購入、
と使い分けるのもひとつの方法です。
ノイハウスを語るうえで外せないのが、プラリネの歴史。
ストーリーを知ってから味わうと、一粒の感じ方が変わります。
1912年以前、チョコレートといえば「板チョコや固形チョコ」が主流でした。
そこに、ジャン・ノイハウス・ジュニアが
「中にクリームやナッツペーストを入れて、外側をチョコレートで包んだ一粒」
という新しいスタイルを生み出します。
という、今では当たり前になっている“ボンボンショコラ”の原型です。
この発明があったからこそ、
という、現在の高級チョコレート文化が育まれていきました。
ベルギーは今や“チョコレート大国”として知られていますが、その中心的存在のひとつがノイハウスです。
といったように、伝統とクラフツマンシップをとても大切にしています。
一方で、新しいフレーバーやペアリング提案にも積極的で、「伝統 × 革新」のバランスこそが、長く愛される理由といえます。
最後に、ノイハウスに関してよく聞かれそうなポイントをQ&A形式でまとめておきます♪
現在、日本国内にノイハウスの常設直営店舗はありません。
以前は銀座などに店舗がありましたが、現在は閉店しており、
が主な購入ルートになっています。
基本のプラリネやカプリスなど、ブランドの中心となる商品は共通していますが、
など、日本ならではのラインナップもあります。
本国ベルギーでは、より多くの種類や大容量パッケージが並ぶ傾向がありますが、日本でしか手に入らないセットもあるので、どちらにもそれぞれの魅力があります♪
公式オンラインショップでは、通常の宅配便で配送されます。
など、詳細はその時点のショップ案内に準じます。
夏場など気温が高い時期は、冷蔵便での配送になる場合も。
「溶けないかな…」と心配な季節も、適切な温度管理で届くので安心です。
公式オンラインショップ・百貨店催事ともに、ギフトラッピングに対応していることがほとんどです。
など、ギフト仕様にしやすいサービスが揃っています。
「ちゃんとした贈り物にしたい」ときでも安心して任せられます。
食品という性質上、公式オンラインショップではお客様都合の返品・キャンセルは基本的に不可です。
などのトラブルがあった場合は、ショップの案内に従って早めに連絡すれば対応してもらえます。
百貨店で購入した場合は、各百貨店の返品ポリシーに準じますので、気になる場合は購入時に確認しておくと安心です。
ノイハウスは、
“物語のあるチョコレートブランド”です。
特別な日のギフトにも、自分を労わる小さなご褒美にもぴったり。
一粒ずつ丁寧に味わいながら、ベルギーのチョコレート文化と歴史に思いを馳せてみてください♪
