ヴィタメールは、1999年にフィリップ王子（現ベルギー国王）の結婚式でウェディングケーキを担当し、その卓越した品質と芸術性が評価され、2000年にベルギー王室御用達の称号を授与されました。この栄誉は、110年以上にわたる歴史の中で培われた確かな技術と、妥協なき品質へのこだわりの証です。 開店以来、ベルギー王室での催事や上流階級の人々の集まりには、必ずヴィタメールのショコラをはじめとしたパティスリーがご指名されています。日本の皇室とも馴染みの深いベルギー王室の紋章がヴィタメールに使用されているのは、王室との特別な関係を表しています。 味に対する厳しいまでのこだわりは世界中で評判を呼び、ベルギー本国だけでなく、海外唯一の店舗である日本でも多くの人々に愛され続けています。

ヴィタメールの真髄は、徹底した手づくりへのこだわりです。ベルギー本店では常時45名の専門職人が腕をふるい、厳選した素材を確かな技術で最高の品質に仕上げています。大量生産では決して生み出せない、職人の手から手へと受け継がれる繊細な技術が、一粒一粒のショコラに込められています。 3代続くヴィタメール家が貫いてきたのは、「厳選した素材を確かな技術で最高の品質でお届けすること」という揺るぎない信念。この理念を実現するため、伝統に甘んじることなく、チョコレートの新しい使い方やケーキメニューの研究開発に日夜心魂を注いでいます。 また、日本との提携においても、2代目社長アンリ・ギュスターヴが「志を同じくする日本人菓子職人」と出会ったからこそ、門外不出の技術を託すことを決断しました。職人の魂が宿る手づくりの品質が、世界中のショコラ愛好家に選ばれ続ける理由です。

ヴィタメールを象徴する「マカダミア・ショコラ」は、ブランドの革新性を体現する人気No.1商品です。サクサクに焼き上げたサブレに、マカダミアナッツとアーモンドをのせ、ミルクチョコレートまたはダークチョコレートでコーティング。ほろりと崩れるサブレと口どけなめらかなチョコレート、ナッツの香ばしさが三位一体となった絶妙なハーモニーは、一度食べたら忘れられない味わいです。 もう一つの代表作「純生ショコラ」は、ベルギー産チョコレートと生クリームを使用した、まろやかな生チョコレート。口に入れた瞬間、まるで魔法のようにとろけて、カカオの豊かな香りがいっぱいに広がります。伝統的なガナッシュショコラとは一線を画す、日本市場のニーズを捉えた革新的な商品です。 110年以上の伝統を守りながらも、常に新しい味わいを追求し続けるヴィタメール。伝統と革新の完璧なバランスが、世代を超えて愛され続ける理由です。

ヤスシササキでは、チョコレート作りを通じて環境や社会にも貢献する取り組みを行っています。 使用するカカオ豆はフェアトレード認証を受けたもので、持続可能な農業を支える一環としてカカオ農家の生活環境を支えると同時に、環境保全への取り組みを強化しています。 また、小ロット生産を行いフードロスの削減を図っています。 おいしさにこだわるだけでなく、チョコレート作りを通じて未来への持続可能な社会を支えるという強い思いが込められています。