2008年、世界不況の最中に誕生したシブチョコレートは、歴史家フリオ・フェルナンデス・アモンとジャーナリストのジョージ・ソリアーノによって設立されました。二人は安定した仕事を辞め、チョコレート作りの夢を追いかける決断をします。フランス、イタリア、ベルギーでマスターショコラティエのもとで修行を積んだ後、コスタリカに戻り、「カカオの栽培からチョコレートの全製造工程をコスタリカで完結させる」という確固たるビジョンのもと、最高級のカカオ豆を求めて国内の辺鄙な村や未開の地を訪ね歩きました。 シブチョコレートの名前は、カカオの起源地であるマヤ文明に由来しており、先コロンブス時代の伝統的な模様をパッケージに取り入れています。さらに、パッケージにはカカオ豆の外皮を再利用したリサイクルペーパーを使用するなど、持続可能性へのこだわりも徹底しています。ハーブ、スパイス、トロピカルフルーツを使った独創的なボンボンショコラは、2017年インターナショナルチョコレートアワードで銀賞を受賞。現在では26種類のチョコレートバーと16種類のボンボンを展開し、米国と日本を主要輸出市場として世界中で愛されています。チョコレート作りを通じて、環境保護、地域経済の発展、そしてコスタリカを世界有数のチョコレート生産国へと押し上げることを目指しています。