東京・目黒の静かな住宅街に佇む「アントワーヌ・カレーム」は、1987年の創業以来、37年以上にわたり本格的なフランス菓子を作り続けてきた老舗パティスリー ショコラティエです。 店名は、フランス料理の発展に大きく貢献し「国王のシェフかつシェフの帝王」と称された伝説的なシェフ・パティシエ、マリー・アントナン・カレームに由来しています。彼の名を冠するにふさわしく、当店では厳選された素材と伝統的な製法へのこだわりを守り続けています。 小麦粉、卵、生クリーム、果物など、すべての食材において妥協なく良質なものを選び抜き、一つひとつ丁寧な手作りを心がけています。特にチョコレート菓子には強いこだわりを持ち、看板商品である「オランジェット」をはじめ、ボンボンショコラ、リーフパイ、マカロンなど、多彩な商品を取り揃えています。 当店のオランジェットは、スペイン産オレンジピールを10日間かけてシロップでじっくりと煮込み、透明感のあるオレンジコンフィに仕上げるという手間暇を惜しまない製法が特徴です。このコンフィを一本ずつチョコレートでコーティングし、ココアをまぶすことで、フルーツとショコラの絶妙なハーモニーが生まれます。 素材へのこだわりと製法へのこだわり、そして何より「お客様に喜ばれるお菓子作り」を第一に、日々真摯にお菓子と向き合っています。