カカオ豆の主な産地はアフリカ、南アメリカ、東南アジアなど赤道を中心とした地域に広がっていますが、ゴディバはそれぞれの産地から目利きが選んだ最高級のカカオ豆のみを使用しています。 チョコレートの味を左右する最も大切な素材であるカカオ豆に対し、ゴディバは妥協を許しません。独自の技術力と細心の注意をもって、最高の品質を引き出すチョコレート作りを追求しています。厳選された素材と熟練の職人技術が融合することで、口どけの良さと芳醇な香り、深い味わいを実現。この素材への徹底したこだわりこそが、世界中で愛される理由であり、ベルギー王室御用達ブランドとしての品格を支える基盤となっています。

ゴディバの品質を支えるのは、創業以来ブリュッセルで受け継がれてきた熟練職人の技術です。現在もゴディバのチョコレート工場では、全てをオートメーション化せず、職人の手作業を大切に守り続けています。 特に代表的なのが、ベルギーチョコレートの象徴である「プラリネ」です。プラリネとは、ローストしたヘーゼルナッツに砂糖を加えて炒め（キャラメリゼ）、すり潰してペースト状にしたもの。ゴディバは現在でも自社厨房でプラリネを作る数少ないショコラティエのひとつであり、その味を決める重要な工程は、熟練職人のみが担当しています。 また、「シグネチャーブロンド」などの繊細なデコレーションは、ひとつひとつ職人の手で丁寧に仕上げられています。ガナッシュなどの素材も作り置きせず、その日に使う分だけを少しずつ作ることで、出来立ての新鮮さを保ちます。新しい技術を取り入れながらも伝統を守る、この職人技こそがゴディバの真髄です。

ゴディバが世界中で信頼される最大の証は、1968年に授与され、半世紀以上にわたり保持し続けている「ベルギー王室御用達」の称号です。中世から続くこの伝統ある制度は、非常に厳しい審査を経て初めて得られる栄誉であり、認可団体によって5年ごとに再審査が行われます。 毎回、選ばれるチョコレートブランドはひと握り。ゴディバはこの厳格な審査を何度もクリアし続け、名実ともにベルギーを代表するプレミアムチョコレートブランドとしての地位を確立しています。この称号は、単なる品質の証ではありません。伝統を守りながらも革新を続け、世界中の人々に幸せを届けるという使命を貫いてきた証でもあります。 ベルギー王室御用達という揺るぎない信頼は、ゴディバが「きちんとしたギフト」として、また「特別な日のご褒美」として選ばれ続ける理由となっています。

ヤスシササキでは、チョコレート作りを通じて環境や社会にも貢献する取り組みを行っています。 使用するカカオ豆はフェアトレード認証を受けたもので、持続可能な農業を支える一環としてカカオ農家の生活環境を支えると同時に、環境保全への取り組みを強化しています。 また、小ロット生産を行いフードロスの削減を図っています。 おいしさにこだわるだけでなく、チョコレート作りを通じて未来への持続可能な社会を支えるという強い思いが込められています。