「ボナ」で検索すると出てくる2つの意味

韓国の人気女優・アイドル「ボナ」

まず一つ目は、韓国のガールズグループ「宇宙少女」のメンバーとして活動している女優です!本名はキム・ジヨン、1995年8月19日生まれ。
2022年に放送されたドラマ「二十五、二十一」でフェンシング選手のコ・ユリム役を演じ、大ブレイクしました。
その後も「朝鮮弁護士」「ピラミッドゲーム」「鬼宮」など数多くのドラマに主演し、演技派アイドルとして注目を集めています。

フランスの老舗高級チョコレート「ボナ」

そしてもう一つが、フランス・ヴォワロンで1884年に創業したショコラトリー、正式には「BONNAT(ボナ)」と表記されます。
世界で初めてシングルオリジンチョコレートの概念を生み出したメゾンとして、チョコレート愛好家の間では伝説的な存在なんです♪


フランス生まれの高級チョコレート「ボナ」とは?

ここからは、チョコレートとしての「ボナ」に焦点を当てて詳しく見ていきましょう。

130年以上続く家族経営のショコラトリー

BONNATは1884年にフェリックス・ボナによって創業されました。
フランスのアルプス山脈の麓にある小さな町ヴォワロンで、今もなお家族経営を続けている老舗です。
現在は7代目のステファン・ボナ氏が中心となってチョコレート作りを行っています。

創業当初は砂糖菓子やリキュール製造を手掛けていましたが、いち早くチョコレート製造に乗り出したことで知られています。

ビーントゥバー製法って何?

「ビーントゥバー」とは、カカオ豆の選定から板チョコレートになるまでの全工程を自社で一貫して行う製法のこと。
BONNATはこの言葉が生まれる100年以上も前から、この製法を貫いてきました!

☑ カカオ豆の焙煎
☑ 粉砕
☑ コンチング(練り上げ)
☑ タブレット(板チョコ)への成形

すべての工程を自社のアトリエで行うこの徹底した品質管理が、唯一無二の味わいを生み出しているんです。

シングルオリジンの先駆け

現在では一般的になったシングルオリジン(単一産地)のチョコレートですが、その概念を世界で初めて生み出したのがBONNATです。
1904年、他の産地のカカオを一切ブレンドしない単一産地のチョコレートを発表。
当時は革新的だったこの取り組みが、今では高級チョコレートのスタンダードになっています。


ボナのチョコレートが愛される理由

なぜBONNATのチョコレートは世界中のチョコレート愛好家から支持されるのでしょうか?

1. 原材料がとにかくシンプル
使用しているのはカカオ豆、砂糖、カカオバターの3つだけ。
レシチンや香料などの添加物は一切なし!余計なものを入れないからこそ、カカオ本来の風味や香りをダイレクトに味わえます。

2. ショコラティエ自らが世界中の産地を訪問
現当主のステファン・ボナ氏は、1年のうち半分を世界各地のカカオ農園を訪ねて過ごしています。
ペルー、メキシコ、ベネズエラ、ブラジル、エクアドルなど...カカオの産地を自ら訪れ、生産者と直接対話しながら最高品質のカカオ豆を選んでいるんです。

3. 旧式の機械を使い続ける伝統へのこだわり
代々伝わる味と製法を守るため、あえて旧式の機械を使い続けています。
最新の効率的な設備ではなく、伝統的な機械を使うことで生まれる独特の風味と食感。
この妥協のない姿勢が、130年以上愛され続ける理由なんですね。


産地で変わる味わいを楽しもう♪

BONNATの最大の魅力は、産地ごとの個性を楽しめるシングルオリジンのラインナップ。
同じカカオでも、育った土地によって味わいが全く違うんです!

南米産カカオの特徴

南米は世界最高品質のカカオが育つ地域として知られています。

  • ベネズエラ産 柑橘系の爽やかな酸味と力強い風味。
    特にチュアオ地区のカカオは希少価値が高く、深いコクと複雑なアロマが楽しめます
  • エクアドル産 花やハチミツのような甘い香りが印象的。
    苦味が少なくまろやかで、初心者にもおすすめ
  • ペルー産 フルーティーな香りと酸味のバランスが絶妙

アフリカ産カカオの特徴

アフリカのカカオは、フルーティーで明るい酸味が特徴です。

  • マダガスカル産 赤い果実を思わせる華やかな酸味。
    女性からの人気が特に高く、爽やかで軽やかな後味が心地いい♪
  • コートジボワール産 比較的マイルドで、チョコレートらしい素直な味わい

アジア産カカオの特徴

  • セイロン産(スリランカ) スパイシーな香りと深い苦味が特徴的。
    紅茶の産地らしく、どこか紅茶を思わせる複雑な風味があります

産地によって味わいが大きく違うので、複数の種類を食べ比べてみるのも楽しいですよ!


カカオ含有量75%ってどういうこと?

BONNATのシングルオリジンシリーズは、基本的にカカオ含有量75%で統一されています。

カカオ含有量75%は、ミルクチョコレート(30〜40%程度)と比べるとかなり高め。
砂糖の割合が少ない分、カカオ本来の味わいがしっかりと感じられます。
甘さ控えめで、大人の嗜好に合った深い風味なんです。

初めて食べる方へのアドバイス

高カカオチョコレートに慣れていない方は、最初は「苦い!」と感じるかもしれません...でも大丈夫です。
ゆっくりと口の中で溶かしながら味わうと、カカオの持つ多様なアロマが次々と現れてきます。
フルーティーな香り、フローラルな香り、スモーキーな香り...一口で様々な表情を見せてくれるんです♪

少量をゆっくり味わうことで、高カカオチョコレートの本当の魅力を感じられますよ。


もっと美味しく味わう方法とペアリング

せっかくの高級チョコレートですから、最高の状態で楽しみたいですよね。

保存方法のポイント

チョコレートは温度と湿度の変化に敏感。
理想的な保存温度は15〜18度、湿度は50〜60%程度です。
冷蔵庫に入れると温度差で表面が白く変色する「ブルーム」という現象が起きることがあるので要注意。

直射日光を避け、涼しい場所で保管するのがベスト。
夏場で室温が高くなる場合は、密閉容器に入れて冷蔵保存し、食べる前に常温に戻してから開封しましょう。

正しい食べ方

高級チョコレートは噛んで食べるのではなく、口の中でゆっくり溶かすのが正解!舌の上にのせて体温で溶かしながら味わうと、時間とともに変化するアロマを楽しめます。
一口サイズ(3〜5g程度)を、2〜3分かけてゆっくり味わうのがおすすめです♪

相性抜群のペアリング

ワインと合わせて
赤ワイン(カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー)との組み合わせは大人のための至福のひととき。
ワインの渋みとチョコレートの苦味が調和して、互いの風味を引き立て合います。

コーヒー・紅茶と
深煎りコーヒーはチョコレートの深いコクと相性抜群!紅茶ならアールグレイの柑橘系の香りが、チョコレートのフルーティーなアロマと調和します。

チーズやナッツと
意外かもしれませんが、熟成したハードチーズの塩気と旨味が、チョコレートの甘みを引き立てるんです。
ローストしたアーモンドやヘーゼルナッツと一緒に食べるのも美味しいですよ♪


ギフトにもおすすめ!選び方のコツ

BONNATのチョコレートは、大切な人への贈り物としても最適です。

バレンタイン・ホワイトデーに

一般的なチョコレートとは一線を画す高級感があるので、チョコレート好きの方にも喜ばれます。
パッケージもシンプルで洗練されたデザインなので、大人の贈り物としてぴったり。

相手の好みが分からない場合は、比較的食べやすいエクアドル産やマダガスカル産を選ぶと良いでしょう。

贈り物としての選び方

BONNATのタブレットは1枚100gと、ずっしりとした重量感。
1枚でも十分な特別感がありますが、2〜3枚をセットにすると、より豪華な印象になります。

例えば...

  1. 南米産(ベネズエラ)
  2. アフリカ産(マダガスカル)
  3. ミルクタイプ(プラリネ入り)

といった感じで、対照的な味わいを組み合わせると食べ比べも楽しんでもらえますよ♪


よくある質問

Q. 「ボナ」と「BONNAT」は同じもの?
はい、同じです!「BONNAT」が正式な表記で、日本語では「ボナ」とカタカナ表記されることが多いんです。

Q. どんな味がするの?苦い?
カカオ含有量75%なので、ミルクチョコレートと比べると確かに苦味はあります。
でも単に苦いだけじゃなく、フルーティーな酸味やフローラルな香りなど、複雑で奥深い味わいが楽しめます。
ゆっくり口の中で溶かすことで、様々なアロマが現れてきますよ♪

Q. 開封後はどのくらい保つ?
適切に保存すれば、開封後も数週間は美味しく食べられます。
密閉容器に入れて、直射日光を避け、涼しい場所(15〜18度程度)で保管してください。


まとめ|本物のカカオの味わいを求めるあなたへ

「ボナ」という言葉には、韓国の人気女優とフランスの伝統的なチョコレートという、全く異なる2つの意味がありました。

この記事では特に、チョコレートとしてのBONNATに焦点を当ててご紹介しました。
1884年の創業以来、130年以上にわたって守り続けられてきた製法。
カカオ豆の選定から板チョコになるまで、すべてを自社で行うこだわり。
添加物を一切使わず、カカオ本来の味わいを追求する姿勢...こうした妥協のない取り組みが、世界中のチョコレート愛好家から支持される理由なんです。

産地によって異なる風味を楽しめるシングルオリジンのチョコレートは、まさに「食べる旅」!甘いだけではない、大人のための深い味わいを、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか♪