カカオマスって何?チョコレートとの関係を知ろう

カカオマスの正体
カカオマスとは、カカオ豆を発酵・乾燥・焙煎した後、すりつぶしてペースト状にしたものです。
砂糖もミルクも一切加えられていない、まさに「カカオ分100%」の状態なんです!
液体状のものは「カカオリカー」や「チョコレートリカー」と呼ばれていて、これを冷やして固めたものがカカオマスになります。
海外製品の原材料表示でこれらの名前を見かけたら、全部同じものを指していますよ♪
見た目は普通のチョコレートそっくりですが、砂糖が入っていないので非常に苦く、カカオ本来の濃厚な風味が際立っているのが特徴です。
カカオ豆からできるまでの旅
カカオマスがどうやってできるのか、簡単にご紹介しますね。
☑ 発酵 カカオポッドという実から取り出したカカオ豆を、約1週間発酵させます。
この工程でカカオ特有の風味と香りが生まれるんです
☑ 乾燥 発酵したカカオ豆を天日や乾燥機で乾燥させ、水分を6%以下に
☑ 焙煎 カカオ豆をローストして、外皮と胚芽を取り除きます
☑ すりつぶし 残った胚乳部分(カカオニブ)を細かくすりつぶすと、約55%含まれる油脂が溶け出してドロドロのペースト状に
☑ 冷却 このペースト(カカオリカー)を冷やして固めると、カカオマスの完成です!
カカオマスはチョコレートの「素」
カカオマスは、チョコレート作りに欠かせない主原料なんです。
このカカオマスに、ココアバターや砂糖、乳製品などを加えて練り上げることで、私たちがよく知るチョコレートができあがります♪
ダークチョコレートはカカオマスの配合量が多く、ミルクチョコレートは乳製品を加えることでまろやかな味わいに。
一方、ホワイトチョコレートにはカカオマスが入っていないため、白い色をしているんですよ。
つまり、カカオマスはチョコレートの味や風味を決める核となる素材というわけです!
カカオマスと似た材料との違い
チョコレート関連の材料って、似たような名前が多くて混乱しますよね...ここでサクッと整理しておきましょう!
カカオニブとの違い
カカオニブは、カカオ豆の外皮と胚芽を取り除いた胚乳部分を砕いたもの。
フレーク状でカリカリした食感が楽しめます。
このカカオニブをすりつぶしてペースト状にし、固めたものがカカオマスです。
つまり製造工程上の前後関係にあるんですね。
ココアバターとの違い
ココアバターは、カカオに含まれる油脂分だけを抽出したもの。
カカオマスに圧力をかけて搾油することで得られます。
融点が33.8℃と体温に近いため、口に入れるとすっと溶けるチョコレート特有の食感は、このココアバターのおかげなんです♪
ココアパウダーとの違い
ココアパウダーは、カカオマスから油脂を搾り取った後に残る固形分を粉末状にしたもの。
脂肪分が11〜23%程度で、カカオマスよりもずっと低カロリー。
飲み物に溶かしやすいのが特徴です。
高カカオチョコレートとの違い
高カカオチョコレートは、カカオ分が70%以上のチョコレートのこと。
カカオマス、ココアバター、砂糖などを組み合わせた「完成品」です。
一方、カカオマスはカカオ分100%の「原料」。
砂糖が加えられていないので、高カカオチョコレートよりもずっと苦いんです!
カカオマスの栄養と女性に嬉しい健康・美容効果

カカオマスには、カカオ豆の栄養がぎゅっと凝縮されています!ここでは主要な栄養成分と、特に女性に嬉しい効果についてご紹介しますね♪
どんな栄養が入っているの?
カカオポリフェノール
カカオマスの最大の魅力はこれ!強い抗酸化作用を持つカカオポリフェノールが豊富に含まれています。
実は、赤ワインよりも多いんですよ。
このポリフェノールが、カカオ特有の苦味や渋味の正体でもあります。
食物繊維(リグニン)
約10%の食物繊維が含まれていて、そのうち半分以上が不溶性食物繊維のリグニン。
このリグニンは、カカオマス以外からはほとんど摂取できない貴重な成分なんです!
豊富なミネラル
生命維持に欠かせない必須ミネラルがたっぷり。
- 鉄...貧血予防に大切
- マグネシウム...骨の健康や筋肉の働きをサポート
- カリウム...血圧調整に関与
- カルシウム...骨や歯の形成に必要
- 亜鉛...免疫機能の維持
- 銅...鉄の吸収を助ける
特に女性は鉄分が不足しがちなので、カカオマスから鉄分を摂取できるのは嬉しいポイントですね♪
テオブロミン
カカオに特有の成分で、約1.5%含まれています。
リラックス効果や集中力を高める作用があるとされていて、チョコレートを食べると気分が落ち着くのは、この成分のおかげかもしれません。
カロリーと脂質
100gあたり約600kcal前後で、脂質が約53%と高めです。
ただし、この脂質の大部分はココアバターという植物性の油脂。
含まれる脂肪酸の主成分はオレイン酸で、悪玉コレステロールを減少させる働きがあるんですよ!
女性に嬉しい6つの効果
1. アンチエイジング効果で若々しく
カカオポリフェノールの強い抗酸化作用が、体内の活性酸素を除去してくれます。
活性酸素は老化や生活習慣病の原因になるもの。
肌のシワやシミの予防にもつながるので、美容面でも注目されているんです!
2. 血圧を下げてスッキリ
カカオポリフェノールには血管を拡張させる作用があります。
血管が広がることで血流がスムーズになり、血圧を下げる効果が期待できるんです。
3. 動脈硬化予防とコレステロール対策
LDL(悪玉)コレステロールの酸化を防ぐ働きがあります。
また、カカオマスに含まれるオレイン酸も、悪玉コレステロールを減少させる効果があるとされているんですよ。
4. 便秘解消でお腹スッキリ
食物繊維、特にリグニンの働きによって、便通が改善される効果が期待できます♪不溶性食物繊維は腸内で水分を吸収して膨らみ、腸の蠕動運動を促進してくれるんです。
5. ストレス軽減でリラックス
テオブロミンにはストレスを和らげる効果があります。
さらに「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの原料となるトリプトファンも含まれているんです。
仕事や家事で疲れたとき、少量のカカオマスを味わうことでリラックスタイムを楽しめますよ。
6. 美肌効果も期待できる!
カカオポリフェノールの抗酸化作用は、肌の老化を防ぐだけでなく、紫外線によるダメージから肌を守る働きも。
また、ミネラルが肌の新陳代謝をサポートしてくれます。
亜鉛は肌のターンオーバーを正常に保ち、鉄分は血色の良い健康的な肌色を維持するのに役立つんです♪
カカオマスの味わいと食べ方のコツ

初めての方へ...どんな味?
カカオマスを初めて食べる方は、その味に驚くかもしれません!カカオ分100%なので、砂糖やミルクが一切入っていないんです。
普段食べているチョコレートの甘さを想像していると、その苦さにびっくりするかも...でも、この苦味の中にも、ほのかなフルーティーな香りやナッツのような風味を感じることができます。
慣れてくると、この複雑な味わいがクセになる人も多いんですよ♪
味のイメージ
見た目は普通のチョコレートそっくりですが、口に入れた瞬間、想像以上の苦味が広がります。
甘みはほぼゼロで、コーヒーやビールのような大人の苦味。
さらに、果実のような酸味も感じられる複雑な味わいです。
産地で変わる風味の違い
カカオ豆の産地によって、カカオマスの風味は大きく変わるんです!これを知っているだけで、楽しみ方が広がりますよ♪
- エクアドル産 花のような華やかな香りが特徴
- ガーナ産 力強いカカオの風味
- マダガスカル産 フルーティーな酸味
- ベネズエラ産 ナッツのような香ばしさ
複数の産地のものを試して、お気に入りの風味を見つけるのも楽しいですね!
そのまま食べる方法
カカオマスをそのまま楽しむなら、少量を口に含み、ゆっくり溶かしながら味わうのがポイント。
一度に大きく噛むと苦味が強すぎるので、小さく割って少しずつ楽しみましょう。
口の中で溶かしていると、最初の苦味の後に、カカオの香りや微妙な風味の変化を感じられます♪食後のコーヒーや紅茶と一緒に楽しむのもおすすめです。
苦味が苦手な方へ...アレンジのコツ
苦味が苦手な方は、無理にそのまま食べる必要はありません!少し工夫するだけで、ぐっと食べやすくなりますよ。
☑ ハチミツをかける 最も簡単な方法。
一口サイズにしたカカオマスにハチミツをかけるだけ。
自然な甘みが苦味を和らげてくれます
☑ 温かいミルクに溶かす ミルクのまろやかさがカカオの苦味を包み込み、優しい味わいに
☑ ヨーグルトに混ぜる ヨーグルトの酸味とカカオの酸味が調和して、さっぱりとした味わい
☑ ナッツやドライフルーツと アーモンドやクルミの香ばしさ、レーズンやドライマンゴーの甘みがカカオとベストマッチ!
自分好みの甘さに調整
自分だけのオリジナルチョコレートを作りたい方は、甘さを調整してみましょう♪
- カカオマスを細かく刻む
- 湯煎で溶かす
- お好みの量のハチミツや砂糖を加えて混ぜる
- 型に流し入れて冷やし固める
ハチミツを使うとまろやかで自然な甘みに、砂糖なら少量から始めて徐々に調整するのがコツです。
ココナッツシュガーやメープルシロップなど、いろいろな甘味料を試してみるのも楽しいですよ!