生チョコ製法とは?基本を理解しよう

生チョコとは、チョコレートに生クリームや洋酒などを混ぜ合わせて作る、柔らかな食感が特徴のチョコレート菓子です。
通常のチョコレートと比べて水分含有量が多いため、口に入れた瞬間からとろけるような滑らかさがあります。
この独特の食感こそが、生チョコ最大の魅力といえるでしょう。
一般的には四角くカットしてココアパウダーをまぶした形状が定番です。
シンプルな見た目ながら、濃厚な味わいと繊細な口どけで多くの人に愛されています!
ガナッシュとの違いって何?
生チョコとガナッシュは、どちらもチョコレートと生クリームを混ぜて作るため混同されがちですが、実は明確な違いがあります。
☑ ガナッシュ お菓子の「材料」として使われる(トリュフの中身やケーキのコーティングなど)
☑ 生チョコ ガナッシュを冷やし固めて作る「完成品のお菓子」
また生チョコは固形にするため、ガナッシュよりもチョコレートの比率が高めに設定されています。
これにより、手で持てる硬さでありながら、口の中ではとろける絶妙な食感が生まれるんです♪
「生」と呼ばれる理由
生チョコの「生」は、半生や生焼けという意味ではありません。
実はこれ、「生クリーム」の「生」から来ています! 生クリームをたっぷり使用することで、通常のチョコレートにはない滑らかさと柔らかさが実現します。
この製法が日本で確立されたのは約50年前のこと。
水分が多いため日持ちしにくく、まさに「生もの」として扱う必要があることも、この名前の由来に関係しているといわれています。
【基本レシピ】材料3つで作る生チョコの作り方
生チョコ作りに必要な材料は、驚くほどシンプルです!
必要な材料と黄金比率
- チョコレート 200g
- 生クリーム 100ml
- ココアパウダー 適量
チョコレートと生クリームの黄金比は**「2対1」**。
この比率を守ることが、ちょうど良い固さに仕上げる最大のポイントになります! 生クリームの量を増やすと柔らかくなりすぎて固まりにくく、減らすと硬くなりすぎてしまいます...初めて作る場合は、必ずこの比率を守ってくださいね。
準備する道具
- ボウル(耐熱性)
- 小鍋
- ゴムベラ
- バット(15cm×15cm程度)
- クッキングシート
- 包丁
- 茶こし
下準備として、チョコレートは細かく刻んでおきます。
板チョコを使う場合も、できるだけ小さく割っておくと溶けやすくなりますよ♪ バットにはクッキングシートを敷いておき、すぐに流し込めるようにしておきましょう。
作り方の4ステップ
ステップ1 チョコレートを湯煎で溶かす
まず、50〜55℃のお湯を用意して湯煎にかけます。
温度計がない場合は、手を入れて少し熱いと感じる程度が目安です! 刻んだチョコレートをボウルに入れ、湯煎にかけてゆっくり溶かしていきます。
この時、ボウルに水が入らないよう十分注意してください。
チョコレートが8割ほど溶けたら、湯煎から外して余熱で溶かし切ります。
こうすることで、温度の上がりすぎを防げますよ。
ステップ2 生クリームを加えて乳化させる
小鍋で生クリームを温めます。
鍋肌がフツフツとし始めたら、火を止めてください♪ 温めた生クリームを、溶かしたチョコレートに3回に分けて加えます。
1回目を加えたら、中心から円を描くようにゆっくり混ぜましょう。
最初は分離しているように見えても、混ぜ続けるとツヤが出てきます! この「乳化」がうまくいくと、滑らかなクリーム状になります。
ステップ3 型に流して冷やし固める
乳化が完了したら、用意しておいたバットに流し込みます。
ゴムベラで表面を平らにならしてください。
冷蔵庫で2〜3時間、しっかり固まるまで冷やします。
急いでいても冷凍庫は使わないようにしましょう...急速に冷やすとチョコレートが白くなり、風味も損なわれてしまいます。
ステップ4 カットしてココアパウダーをまぶす
固まったら、バットから取り出してクッキングシートをはがします。
包丁をお湯で温めて水気を拭き取り、一切れずつカットしていきます。
切るたびに包丁を温め直すと、きれいに切れますよ♪ 茶こしでココアパウダーを全体にふりかけたら完成です!
失敗しない!生チョコ製法の4つの重要ポイント

ポイント1 温度管理が成功の鍵
生チョコ製法で最も重要なのが、温度管理です! 湯煎の温度が高すぎると、チョコレートが分離したり焦げたりしてしまいます...45℃を超えるとチョコレートの状態が不安定になるため、50〜55℃をキープしましょう。
生クリームも沸騰直前まで温めることがポイントです。
冷たいままではチョコレートが溶けきらず、分離の原因になります。
温度計がなくても、何度か作るうちに感覚でつかめるようになりますから心配いりません♪
ポイント2 乳化の見極め方
乳化とは、チョコレート(油分)と生クリーム(水分)が均一に混ざり合った状態のことです。
うまく乳化すると、表面にツヤが出て滑らかになります! ゴムベラですくうと、とろりと流れ落ちるような粘度が理想的。
まだザラザラしていたり、油が浮いているように見える場合は混ぜ方が足りません。
根気よく混ぜ続けることで、必ず乳化しますよ。
ポイント3 水分は絶対に入れない
チョコレートにとって、水は最大の敵です! ほんの一滴でも混入すると、チョコレートが急激に固まって分離してしまいます...湯煎の際は、ボウルより小さめの鍋を使い、お湯がボウルに入らないようにしましょう。
ボウルの底や側面についた蒸気も、タオルでこまめに拭き取ってください。
使用する道具はすべて完全に乾いた状態で使うことが大切です。
ポイント4 混ぜ方のコツ
生クリームを加えたら、いきなり全体を混ぜるのではなく、まず中心から混ぜ始めます。
中心でチョコレートと生クリームをなじませてから、徐々に外側へ広げるように混ぜていきます♪ 円を描くように、ゆっくりと優しく混ぜるのがコツ。
激しく混ぜると空気が入りすぎて、仕上がりの食感が悪くなります。
焦らず丁寧に混ぜることを心がけましょう。